
お葬式と一口にいっても、お通夜・葬儀・告別式といったものがあります。それぞれの違いを基礎知識として押さえておくことが大切です。一般にお通夜というのは、葬儀の前の晩に、亡くなられた方を偲んで、遺族や近しい人々が夜通して行うもの。
最近では都市圏においては、数時間で終える半通夜と呼ばれるものも多くなってきています。葬儀は、お葬式のことで故人を弔う宗教的な儀式となります。お葬式の後に行われるのが告別式で、故人と縁のあった人々が、最後にお別れを告げる儀式です。
近年では、なかなか人が頻繁に集まることが難しいという事情から、お葬式が行われる際には、そのまま本来であれば七日後に行われる初七日を、告別式が終わった後にそのまま続けて法要する場合が多くなってきています。
地域によって内容に差が出てくるものなので、お葬式の際に確認してみると良いでしょう。
葬儀の小規模化が進んでいると言われていますが、最も小規模な葬儀とはどう言うものでしょうか。やはり、火葬式が最もシンプルで、お金のかからない形式でしょう。小規模だから準備が簡単と思うかもしれませんが、きちんと基礎知識を持っておかないとスムーズに準備を進めることができません。
火葬式とはどう言うものかをしっかり理解しておきましょう。火葬式は直葬や荼毘葬とも言われます。昔はあまり見られないスタイルでした。しかし、近年火葬式を選択するケースが増加傾向にあります。葬式を行わないと言えど、葬祭業者の手は借りないといけません。
火葬場によっては葬祭業者を通さないと申し込みを受け付けないところがあるからです。また、遺族が手続きをするのは難しいでしょう。葬祭業者に手続きをしてもらうのが一番です。ちなみに、火葬式の費用は30万円程度と言われています。